


日本においては藤原道長が糖尿病患者であったとされ有名です。海外においても約3,500年前に書かれた「エベルス・パピルス」の中で多尿の治療法に関する記述や、紀元1〜2世紀トルコカッパドキアのアレテウスが著した古書には、「Diabete」という糖尿病の語源となる言葉がかかれています。これらより古代からあった病気であることがわかっています。その当時から20世紀初めまでは、治療法は飢餓療法しかなく種々の合併症を併発し苦しみながら死をまつだけの「死の病」でした。インスリンの発見は、これを一変させ、健常人と同様な生活を送れるよう「生活の質」の向上に取り組むようになりました。その血糖の状態を測る指標として血糖測定(SMBG)機器が誕生し、インスリン製剤や経口剤の開発・改良とともに糖尿病治療に寄与してきました。
SMBG機器の歴史は大きく3世代に分類できます。1969年エームス社(現バイエル社)より世界初簡易血糖測定装置エームスリフレクタンスメーターが開発、1971年に国内導入されました。1986年マイルス社(現バイエル社)より水洗不要の血液吸取り式で測定可能な装置グルコスターが発売され操作者の手技による誤差が少ない第二世代に突入し、1991年には血液除去不要な酵素電極法が開発され現在の主流となっています(第三世代)。そして、近赤外線方式、細胞間液吸引方式などが全世界70社以上で研究開発が行われており非浸襲で血糖を測定できる第四世代が待ち望まれています。
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